介護職で働ける現場はどこがあるか

高齢化が急速に進む日本では介護職の重要性が増しており、介護職として従事できる職場が多く存在しています。基本的資格であるホームヘルパー二級や介護職員初任者研修を持っていると採用されやすくなります。代表的な介護の職場としては、老人ホーム、デイサービス、サービス付き高齢者向け住宅などが挙げられます。老人ホームは、24時間365日使う事が可能な施設であり、介護ヘルパーが常時働いています。主な仕事としては、入浴や食事などの介助を始めとして、利用者の生活の質向上を図るためにレクリエーションを行います。入浴や食事の介助に関しては、介護度に応じた柔軟なサービス提供が必要になってきますが、介護度が高い利用者の場合は事故防止のために常に見守らなければなりません。

デイサービスは、午前9時から午後4時前後までの時間帯に施設に来て介護サービスを受ける事が可能であり、老人ホームと違う点は利用者を送迎する事が挙げられます。数十人の利用者がいる場合は、ドライバーと介護ヘルパーの2名体制で送迎を行いますが、小規模施設の場合は介護ヘルパー1人で送迎を担当するケースもあります。送迎を担当する場合は、まず安全運転で仕事に臨む事はもちろんです。時間に正確な事や利用者家族への対応も送迎を担当する人にとって重要な役割です。なお、サービス付き高齢者向け住宅は、個室に入居する利用者のお世話をする事から、通常の介助以外にも居宅清掃や利用者が着用した衣服などの洗濯も行います。